自己免疫介在性溶血性貧血(IMHA)|三鷹、調布で動物病院をお探しなら「ライオン動物病院」。外科・腫瘍の治療はお任せ下さい!

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ライオン動物病院

症例報告

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自己免疫介在性溶血性貧血(IMHA)

自己免疫介在性溶血性貧血(IMHA)

6才のミニチュアダックスフントのTちゃんは急に元気がなくなったと言う事で
来院しました。
視診では歯肉が白かった為、血液検査を実施しました。検査の結果、非常に重度の
貧血が認められました。Tちゃんの貧血は生命に関わるほどの
非常に深刻なものであったため、緊急輸血を行い、同時に原因追究の検査を
行いました。ワンちゃんで、重度の貧血が起こる原因としては、

体外もしくは体内での激しい出血
タマネギ中毒
自己免疫介在性溶血性貧血
白血病などの骨髄疾患

などが挙げられます。

これらを鑑別するために様々な検査を行ったところ、クームス試験が陽性となりました。クームス試験とは赤血球の表面に付着した抗原の存在により、温度によって凝集するかを調べる検査です。本来正常な赤血球の表面には何も付着しておらずツルツルのため、凝集することはありません。
この検査結果から、自己免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と診断しました。この病気は、自己の免疫システムが異常をきたし、赤血球はどんどん破壊されるので貧血を起こしてしまいます。
治療には、異常をきたした免疫システムを抑えることが第一です。輸血により貧血がやや改善されてきたので、これ以上の赤血球の破壊を食い止めるため、次に免疫抑制剤を処方しコントロールすることになりました。その後、定期的に血液検査を行うたびに徐々に貧血は改善し、今は以前と同様に元気になりました。しかし今後も免疫抑制剤の投与は必要です。

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